田舎に住んでいると、人との出会いが少ないと思っていませんか?
いえいえ、そんなことはありません。
外人女性二人をヒッチハイクしてあげました・・・とおいうお話です。
先日、仕事のために店舗へ。飲食店をやっているのですが、田舎の観光地なので、朝晩は、周囲に誰もいません。
場所は道路が1本だけ通っている草原地帯。
朝からせっせと、お昼のランチの仕込みをしておりました。
何気なくふと外を見ると、外人の女の子が二人、道路際に立って、何かしています。
私も、「外人さんが観光にきたんだな」とくらいしか思っていませんでした。気にすることもなく、ランチの仕込みの準備をやっておりました。
その後1時間くらいたって、何気に、外を見てみると、まだその外人がいるではありませんか。
そして車越しに運転手とお話をしています。
知り合いの人が来たのかな・・・と思いつつもまたまた厨房へ戻っていきました。
その後30分、外を見てみるとまだ外人の女性の二人組は、いるではありませんか。ん?さっきのは知り合いではなかったのか。
そう思い、1時間以上もその場にいるので、こちらも気になり、声をかけることに。
そうすると、その二人組の外人の女性は、日本語がほとんどしゃべれません。
なんとなく英語で、聞いてみるとなんと日本全国を二人でヒッチハイクをしているとのこと。
ヒッチハイクで、ここまで連れてきてもらったのはいいけど、この先誰も車に乗せてもらえず、ずっと車を来るのを待っていたそうです。
そんな事情を聞いてしまった以上、二人をほったらかしにして、仕事に戻ることはできません。
もうすぐランチタイムが始まってしまうというのに、なんてこった。
まずは、どこまで行きたいのかを訪ねることに。
するとここから車で1時間くらいの場所まで行きたいと。近ければ、即OKだったのですが、往復2時間は、ランチタイムにガッツリと食い込んできます。
少し躊躇しかけましたが、ここは、話題作りにもなると思い、思い切って連れて行ってあげることにしました。
すぐにお店をクローズし、車へ二人を案内し、いざ出発です。
田舎道なので、信号がほとんどないので、渋滞などで、時間が費やされることはありません。
2時間以内には、必ず戻ってこれるという、自信もありました。
車に二人を乗せて出発したのですが、相手は日本語がわからず、こっちは片言の英語しかわからないので、いろいろと聞きたいこともたくさんあるのにも関わらず、会話が全く弾みません。音楽でもかけてあげようかと、どこの音楽をかけていいものか、と思案しつつ、とりあえずどこから来たのかを聞いてみました。
するとその二人の女性は、フランスから来た学生だったんです。1年かけて日本のあちこちをヒッチハイクで旅しているそうです。
たくましいな~
フランスから来たというので、てっきりワールドカップラグビー関係かと思ったら、それも全く関係がないとのこと。なかなか共通の話題が見つかりません。
音楽もフランスの音楽のストックはないし、英語はこっちもあっちも片言だし。
ほとんど会話らしい会話もなく、もう敵地へ到着してしまいました。
最後はハイタッチでお別れしたのですが、もう少しいろんな話がしたかったなと、今でも思っています。
折角の海外交流を「言葉の壁」によって、大きなチャンスをものにすることができず、すごく残念です。
なにかハプニングでもあれば、もっと面白い旅になったのでしょうが、会話がないので、それ以上は何もありませんでした。
急いで帰って無事にランチをオープンすることができました。
田舎にいるとあまり人に出会うことがないので、外人の女の子の二人組にちょっと興奮してしまいました。
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